今回の新飛行ルートは大田区にはあまり影響がない、というもっともらしい説が以前から流れていたが、羽田空港に近い分、航空機騒音は莫大な被害になるに違いない。それを示す数字が国交省からは示されないままだ。唯一、大田区が3年半も前に国の提示した資料に基づいて作っていた。問題となるのはA・C滑走路着陸に加えてB滑走路西向き離陸だ。これまで川崎コンビナート方面への離陸は危険だから控えてきたというのに、敢えてその危険ルートを使うという。A滑走路着陸コースとB滑走路離陸コースの両方から至近距離にある天空橋付近の騒音レベルは77dBとか80dBとなっている。この大田区の試算は少し控え目すぎるかもしれない。実際はこんなものではすまないのではないか。危険と騒音とどちらも一気に増大する。そのことを一人でも多くの人たちに伝えたい!